大家さんおおやさんのBlog

株式会社 若竹寮
えぇっ、本当ですか?
先日、入居者の方の一人とお話していると、色々と難しい話がありました。
その方は現在日本語学校に通われているのですが、その学校の代表者が、生徒から集めた授業料をもっていなくなったとのことです。
立ち話程度に聞いたことなので、詳細などをしっかりと聞いたわけではありませんが、事実ならば全く腹立たしい話です。

日本には色々な国から、色々な人が留学に来てらっしゃいます。当然お金にかかわって厳しい事情がある方も少なくありません。
そうした事情の中、日本での勉強を続けたいと思って何とか条件をそろえているわけです。それを受け入れ先である学校が踏みにじるとは、理解できることではありません。

もちろん私自身が事実を確認したわけではありませんが、それが誤解であったとしても、違う国からきた人達に与える影響を考えると、とても悲しい気分になる出来事でした。
| wakatakeryo | 留学生さんの一日 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
国際保証人問題
 保証人を得ることは非常に難しいです。かといって、無いと不安です。
保証の種類も色々ですが、たとえそれが日本人同士であっても、保証人を得ること、保証人になることというのは一大事のような印象があります。
 通常、賃貸住居の契約となると保証人を設定するのが当然のようになっています。これが留学生にとっては非常に難しく、大問題となっています。
 基本的な話ですが、留学生は外国から日本に来ています。とすると、日本国内で本人を保証してくれる人がいるケースが有るほうがまれだと考えられます。      
大家の立場から言えば、保証人がいない契約には漠然とした不安が付きまといます。他の契約関係においても同じことなのでしょう、保証人をめぐっては色々な問題がおきます。

例えばこんなことです。
 
その留学生さんは、新たに大学へ入学するところでした。大学は、学びの場を提供する代わりに学費を集め、運営しています。となると、学生が学費を払えるかどうかを保証する人が必要になります。
 次に、アパートです。大家は住居を提供する代わりに、家賃を集めて運営しています。となると、入居者が家賃を払えるかどうかを保証する人が必要になります。
 そうなると、各種支払いのお金を得るために、本人はアルバイトをする必要が出てきます。アルバイトでは、本人が労働を提供してお金を得ます。しかし、外国から来ているため、本人の身元を保証し、仕事上のトラブルを起こした時の相談役として保証人を必要とすることがあります。
 日本国内で、留学生本人に、保証人をお願いできるようなたくさんの知り合いがいるとは考えにくいです。
結局どうなるのでしょうか?
結局こうなります。
保証人を要求する側が他の保証をするといったことがおきてしまうのです。実際に私自身も保証人になったことがあります。
もちろん保証人の設定をお願いしたこともありますが、そうなると、その状態はまるで三竦みで、そんな保証に意味が有るのかどうかを考えさせられてしまいます。
 本当のところ、何が保証されているのですか?
| wakatakeryo | 留学生さんの一日 | 00:00 | comments(1) | trackbacks(1) |
うゎっ!
私たちの寮がある京都市内は、自転車の通行が大変多い街です。

普段の活動エリアである左京区では、学生が多いこともあるのか、特に多い印象があります。留学生の移動手段も、ほとんどの場合で自転車がメインとなります。 学校に行く時も、バイト先に行く時も欠かさず自転車の移動です。アルバイトである新聞配達の仕事も自転車に乗ってこなす人も少なくありません。

そのように大事な自転車での移動は、すばやくて、こまわりがきき、一方通行の多い街中ではその威力を十分に発揮します。
しかし、その便利さは危険と背中合わせでもあります。日本人が小学校の時などに体験したような自転車の乗り方講座などは、留学生が受講・体験するチャンスは非常に少ないと思います。交通ルールを十分知らないことが、あるいは知っていながら無謀な運転が有るのか、それとも流れに乗れないのか、在寮生から交通事故の体験について聞かされることがしばしばあります。

 留学生が乗っていた自転車とタクシーがひどく接触、留学生は結局それから半年間、入院と手術を繰り返すことになったとか、歩道を走っていて車道を横切ろうとして乗用車と接触、本人は大丈夫だったというものの、大事な自転車は壊れてしまいました、というような例が後を絶ちません。

 ある時、信号待ちをしていて道の反対側を見ると、私たちの寮に住んでくれている留学生が自転車に乗っているのを見つけました。なんとなくその姿を追っかけていると、彼が歩道に交差している車道を渡ろうとした瞬間、出てきた車と接触しました。

 車の運転手があわてて車から出てきて一言二個と話していますが、留学生のほうは「ダイジョウブ、ダイジョウブ」とばかりに手を振っています。運転手の方もほっとして車に戻りましたが、自転車に乗って居る側は、大怪我もしかね無いような状況でした。
 この場合の原因がどちらにあるのかは不明ですが、少なくとも、その後の留学生活に多大なる影響を及ぼすことになる可能性はあったわけです。

 こうしたことから考えると、他国(日本)の交通ルールを学ぶ機会は、とても大事だと感じます。その仕組みというのは現在どうなっているのか、心配をしてしまいます。
| wakatakeryo | 留学生さんの一日 | 06:05 | comments(2) | trackbacks(1) |
パニックです!
「パニックです!!!ドーしたらいいですかっ!!」

と、英語で電話がかかってきました。初冬の朝でした。
どうも、トイレから水が漏れているようです。

言葉の調子からすると、「漏れている」よりも「噴出している」という感じです。大変なんてものじゃなさそうです。
京都にあるアパートの一室で起こった出来事、こちらは日曜の朝ということもあり、奈良に居ます。飛んでいって水漏れを止めるころにはトイレはプールになっていること必至です。何とか説明しきるしかありません。

私の頭の中には、「止水栓」 などという単語はインプットされていません。
何から説明していいのか、どう言ったらわかってもらえるのか、まず、彼を落ち着かせる言葉は何なのか! だんだんこちらもあせってきます。

その部屋のドアの前に部屋全体の止水栓があることはわかっています。トイレの水道管のところにも止水栓がありますが、それはマイナスドライバーで止める必要があります。どちらから説明するか、どのように説明するか?とてもじゃないけどこの状況で彼にわかるように説明して作業してもらうのは無理なようです。

あせる彼に、とにかく外に出て!といい、足元を見て!蓋を空けて!ハンドルを閉めて!というと水が止まったようです。彼の焦りも安堵にかわり、笑い出しました。今の状態でも、トイレはプール化しているようですが、仕方ありません。

私はといえば、さてっ、と上着を手にしたのでした。
| wakatakeryo | 留学生さんの一日 | 02:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
モミジ?・・でしたか。
 いくつかの寮の一つに、昔ながらの共同台所があるアパートがあります。
私自身、寮の仕事をするまでは共同台所というものを目にする機会はありませんでしたが、入居者が利用する様子をみると、いろいろなことがわかってきます。
 まずは、談話室のような役割です。私自身もそうですが、食事時間というのは生活の中でもリラックスできる時だと思います。そのための準備をするのですから、共同台所に来る皆さんはどこかゆったりとしている様子です。たまたま他の入居者と利用時間が重なったりすると、なんとなく会話が始まって、お互いのことを話し合うようです。同じ建物の中にいながら、会話する機会がほとんどないのが普通の共同住宅に住む私にとっては、少し不思議に映る光景です。学校も出身も違う人たちが、同じ建物に住むことをきっかけに知り合い、話し合ってくれることは、大家にとってとてもうれしいことであります。
 そして、まさに共同の意味にかなうのが、次の様子です。それぞれが寮の中で別の部屋に住んでいても、友達同士、一つの部屋に集まって食事をしていることがままあります。そのうち、調理担当のような人が決まってきて、私が気づくときはいつもその人が共同台所で調理をしているのです。その人は調理が終わると出来上がったものを部屋に持ち帰り、寮内の入居者や、以前に私たちの寮に住んでいたけれども現在は他のアパートに移り住んだ友達までもが入れ替わり立ち代りその部屋に集まってくるのです。その部屋は始終にぎやかで、笑い声が聞こえてきます。そのうち、ひとりふたりとバイトに出かけたり、また自分の部屋に帰っていったりします。
 ふーん、と思いながら、次の日また共同台所に行くと、今度は山盛りの煮物らしきものをもって調理担当の人が部屋に帰るところでした。良く見ると飲茶で食べたことのある鳥の足の甘辛煮で、とてもいいにおいです。見とれているのがばれたのでしょう、「オヤ(大家)さんお昼食べた?」と聞かれてしまいました。ちょうど私は昼食後だったので、遠慮すると、「いつでも食べにキテクダサイ」といってくれました。思い返すと、今から考えても惜しいことをしたかな、という気がします。
| wakatakeryo | 留学生さんの一日 | 02:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
タイヘンですよ。
 先日、寮に住んでくれている留学生の女の子と、留学生活に必要なお金のことについて話す機会がありました。その女の子は現在私費留学生で、専門学校に通っています。
普段、彼女が必要なお金として上げられるのは、学費、家賃、食費に始まる生活費と結構な費用になります。具体的な額でいうと、現在の学校の学費で年間70〜80万円、寮の家賃が2万円程度(公共料金などを含む)、食費や交通費など、そしてもちろん教材費なども必要になってくるでしょうから、月間で必要な金額は、最低10万円以上になると思われます。そういった状況ですが、彼女は学費も含めて必要な金額のほとんど全てをアルバイトなどで稼ぎ出しています。このことだけを聞くと、日本での留学生活を続けることもかなりタイヘンだと感じるのですが、本人が、夢を持ち、しっかりと目標を見据えて取り組んでいる様子を見ると、本当にすばらしいなぁと感じます。
 現在、留学生を取り巻く状況は良いことばかりではありません。心無い一部の留学生が社会的な問題を起こして、全体のイメージを悪化させることもしばしばです。
 寮には、たくさんの人が暮らしています。その様子を見ていると、理由があるとはいえ、残念だと感じる出来事が起こることもままあります。その面だけを捉えれば、確かに悪いイメージが先行しますが、ほとんどの方は先の彼女と同じようにまじめ留学にに取り組んでいます。
悪い話は簡単に伝わりますが、いい話というのはあまり伝わらないものです。留学生のことに関して、悪い話、イメージのことを伝え聞くと非常に歯がゆい思いがします。周囲、本人たち双方の歩み寄りが必要だと強く感じます。

| wakatakeryo | 留学生さんの一日 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(1) |
それ、ホント?
昨日のニュースの一つに、こんなことがありました。

外国人登録証の大量偽造団が再逮捕。そのグループは、5000人もの不法滞在外国人に偽造登録証を販売していた。対策として法務省は、6月1日から偽造防止のための新登録証を導入することをすでに発表済み。


 私たちの寮は、入居者のほとんどが留学生です。皆さん、外国から勉学を修める目的で日本に入国されています。
 住まいを探す中で、私たちの寮に行き当たり契約いただく際には、私たちはその方の身分を確認させてもらっています。それら確認の元になるのは、パスポートであったり、外国人登録証であります。それと同時に学生証も確認させてもらっています。これは、ご本人からお話いただく内容と事実に食い違いが無いかどうか知るための手続きとして行っています。疑ってかかるのではないですが、日本国内に身寄りがない方がほとんどのため、こちらが本人以外の近しい方に連絡を取る必要がある場合を想定してのことです。
 しかしながら、今回の事件のようなことがあっては、確認の元となる書類に対して疑いが生まれてしまいます。また、外国人登録証においてはそれが本物であっても、大家として不安になる事があります。
 それは、外国人登録証発給の申請時に、申告する現住所を確認されることが無いということです。確かに、来日当初は住所を確定することが難しい状況にあるかもしれません。しかしながら、登録内容の更新であったり、登録住所の変更であったとしても、申請者と現住所のつながりを確認することはありません。
 それはつまり、私たちの寮で言えば、寮に居住しない人でも登録証掲載の住所として申告することが可能ということです。
 問題はこの後にあります。様々な社会サービスを受けるにあたって、登録証は外国の方にとって、パスポートに代わる身分証としての役割を果たしています。つまり、現在では基本的なサービスのである、携帯電話の契約や、クレジットカードの契約などにも身分証明書として使用されているということです。実際に、見覚えのない宛名での郵便が寮に届くことがあります。もともとその本人が登録証に表記の住所に住んでいないとしたら、そこから行方をくらますのは簡単ではないのかなぁと思います。
 私たちが危惧しているのは、それによって、まじめに、日本での生活ルールを守っている人たちが迷惑を被ることです。私たちの寮の入居者も例外ではありません。悪い人は決まった割合で存在するのだと思っていますが、悪いことが起こる確率は、防ぐ仕組みを充実させることで下げられないものか、と思います
| wakatakeryo | 留学生さんの一日 | 15:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
楽しみです。
ついに3月になりました。

 このころになると、寮からの引越し、また新しい方の入居などの動きが活発になってきます。そうした引越しの元になるのが、留学生の方々の大学や専門学校への合格と進学です。
 
 現在の寮には、日本語学校に在籍中の方も多くいらっしゃいます。
大体、来日してから1年〜1年半を日本語学校に在籍、日本語能力試験などを受けて、大学・専門学校の受験をされる方が多いようです。

 その1年〜1年半の間の留学生の方々の生活を見ているのですが、大変忙しい毎日を送っておられます。
 まずは、学生であるので勉強の時間が必要です。しかしながら続けて勉強するためには学費が必要です。もちろん、家賃を支払うなど生活費も、それを生み出すアルバイトのための時間も・・。そうした忙しい毎日を故郷から遠く離れた地で、言葉を学ぶところから始めてがんばっておられるわけです。

 しかし、そうした頑張りが成果となって晴れて進学をされていくわけです。みなさんが合格の知らせを受けて、ほっとしている様子をみるとこちらとしてもとてもうれしくなるものです。

 そんなことがうれしい反面、大家としては進学で空室となってしまう部屋の新しい入居者探し、そして入学のための費用を払った現在の入居者の苦しい台所事情はわかっているのですが、たまっている家賃の請求をしなければならないということの悩みが絶えないわけなのですが。
 
| wakatakeryo | 留学生さんの一日 | 13:30 | comments(2) | trackbacks(0) |
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